ノロウイルスによる食中毒が多発しています。
2月22日と23日に、富山市のサービス付き高齢者住宅に入所する80代から90代以上の男女11人が相次いで嘔吐などの食中毒症状を訴え、1人が嘔吐物で喉を詰まらせ、亡くなりました。その後の調査で複数の患者からノロウイルスが検出されたことから、富山市は集団食中毒と断定しました。
また、富山県入善町でも、2月22日と23日の「入善ラーメンまつり」で提供された「蒸しガキ」によるノロウイルスの集団食中毒が発生し、28日時点で111人が症状を訴えているとのことです。
岐阜県岐南町では、仕出し業者の弁当を食べた少なくとも71人が下痢などの症状を訴え、保健所は3月2日にノロウイルスが原因の集団食中毒と断定しました。
同じ日に作られた弁当はおよそ3,300食あり、会社や幼稚園、老人ホームなどに提供されましたが、このうちおよそ3,200食については食べた人の調査がまだできていないということで、県は今後も調べるとともに、手洗いや調理器具の消毒などの徹底を呼びかけています。