2022年9月実施の中級試験問題について(ご報告とお詫び)

9月20日に中級試験問題について受験者からのお問合せがあり、該当の問題について検討し、次のとおり対応することといたしました。

■ご指摘内容

わが国で販売・流通が認められている遺伝子組換え食品は8種類ではなく、9種類ではないか。厚生労働省の「安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物一覧」には9種類が掲載されている。

■確認結果

2022年2月16日の官報に「除草剤グルホシネート耐性及び稔性回復性カラシナRF3」が厚生労働省による安全性審査を経て、組換えDNA技術により新たに獲得された形質が宿主の代謝系に影響を及ぼすものではないものとして公表され、遺伝子組換え技術を用いて生産することのできる農産物として、新たに「からしな」が追加されました。

試験問題は、2022年2月に発行した中級テキスト第3版に基づいて出題しましたが、2021年12月時点の情報を掲載しており、「からしな」の追加を考慮していませんでした。

■検定試験での対応

・ 9月21日より、指摘のあった箇所の表現を修正し、試験を継続する。

・ 9月1日~9月20日に受験を終えた受験者に対しては、当該問題を全員正解とし、点数を加点し、点数に変更のあった受験者に報告する。

・ 合否判定に影響のあった受験者は合格とし、合格証を発行する。

・ 対応については、検定協会のホームページに掲載する。

■表現の修正を行った問題

バイオテクノロジー応用食品に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選べ。

(選択肢③)

【修正前】わが国で販売・流通が認められている遺伝子組換え食品は、8種類の作物と22種類の添加物である。

【修正後】わが国で販売・流通が認められている遺伝子組換え食品は、2021年12月時点で8種類の作物と22種類の添加物である。

■今後の事務作業について

・ 点数に影響のある受験者に対しては、修正後の「試験結果レポート」を10月21日を目途に郵送にて報告する予定です。

・ 合格者への認定カードは10月31日の発送を予定しており、11月初にお手元に届くよう、作業を進めてまいります。合格証の発送が遅れることをお詫び申し上げます。

 

問題作成には細心の注意を払っておりますが、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。今後の出題に際しては、改定や変更に対する確認を徹底し、齟齬がないように対応してまいります。

品質向上に努めてまいりますので、今後ともご愛顧を賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。

食品安全検定協会事務局