1 | × | 化学性食中毒は、洗剤、農薬、消毒剤、漂白剤などの混入や誤用などを原因とする食中毒が圧倒的に多い。 → 正解:× 化学性食中毒としては、 ヒスタミンを原因とするアレルギー様食中毒が圧倒的に多くなっています 。ヒスタミン以外の化学性食中毒は、洗剤、農薬、消毒剤、漂白剤などの混入や誤用などが原因で、いずれも人為的な単純ミスによる中毒が大半を占めています 。 |
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2 | × | ヒスタミンは熱に弱いため、干物や缶詰といった乾燥品や加熱品で中毒が起こることはない。 → 正解:× ヒスタミンは熱に対して安定しているので、刺身のほかに、干物、照り焼き、フライ、缶詰といった乾燥品や加熱品でも中毒が起きます 。 |
3 | ○ | 水俣病は、工場廃液に含まれていた 有機 水銀に汚染された魚介類を食べた多数の沿岸住民に大きな被害を及ぼした。
→ 正解:○ 水俣病は、工場廃液に含まれていたメチル水銀(有機水銀)に汚染された魚介類を食べた多数の沿岸住民に大きな被害を及ぼし まし た。水銀の毒性は無機水銀より有機水銀の方が高い とされています 。 |
4 | × | 日本人のカドミウム摂取に最も大きく関与しているのは魚介類であるため、魚介類に含まれるカドミウムに暫定的規制値が設けられている。
→ 正解:× 米(玄米および精米) に含まれるカドミウムは、日本人のカドミウム摂取に最も大きく関与しており、カドミウム濃度 0.4ppm 以下という基準が設けられてい ます 。 |
5 | × | 器具や容器包装に含まれている物質は、硬質で、安定性の高いものが使用されてい るた め、溶出して食品に移行することはない。
→ 正解:× 器具や容器包装に含まれている物質が溶出して食品に移行する可能性があるため、器具、容器包装の規格基準では化学物質の 含有量 と素材から溶け出す溶出量を制限しています。 |