2000年(平成12年)
【国内】・腸炎ビブリオ食中毒が増加。厚生省が発生防止対策を通知。・低脂肪乳による大規模食中毒発生。14,780人発症。病因物質は黄色ブドウ球菌毒素。・遺伝子組換え食品の安全性審査義務化告示。【国際】Codexバイオテクノロジー応用食品特別部会を、日本は議長国として横浜で開催。
1999年(平成11年)<JCO臨界事故発生>
【国内】・乾燥イカ菓子によるサルモネラ属菌食中毒が全国で発生。患者数1,634名。【国際】・ベルギー産飼料がダイオキシンに汚染されていたことが判明。
1998年(平成10年)<長野冬季オリンピック>
【国内】・食品にヒ素化合物を混入する事件が続発(和歌山では、4名死亡、67名搬送)。・アジ化ナトリウム混入事件。お茶等に混入、模倣事件5件発生。・「いわゆる環境ホルモン」問題が表面化。・イクラしょうゆ漬けによるO157による広域食中毒発生。49名発症。【国際】米国、持ち帰りRTE食品でリステリア食中毒発生。100名発症、21名死亡。
1997年(平成9年)
【国際】・Codex総会「食品衛生の一般的原則」採択、「HACCPシステムとその適用のためのガイドライン」も採択。
1996年(平成8年)
【国内】・BSEを家畜伝染病予防法に基づく法定伝染病に指定。・改正食品衛生法施行。・O157:による集団食中毒発生(カイワレ大根が原因とされる学校給食など)。患者数は、この年だけで10,120名、死者は12名。【国際】・大豆、ナタネ等7品目の遺伝子組換え農産物の輸入承認。・成分無調整乳の偽装発覚。・英国、BSEとvCJD (変異型クロイツフェルト・ヤコブ)の関連を認め、30ケ月以上の牛を殺処分し、食用を禁止する。・米国、リンゴジュースによるO157食中毒、70名発症、1名死亡。・米国、カナダでサイクロスポーラ感染症発生、1,400人発症。原因食品は、ガテマラ産ラズベリー。
1995年(平成7年)<阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件>
【国内】・食料自給率はカロリーベースで37%、 穀類ベースで22%。・加工食品の表示を、製造年月日から賞味期限・消費期限に変更、・改正食品衛生法を公布、「総合衛生管理製造過程」としてHACCPの承認制度導入。
1994年(平成6年)<異常気象による米不足>【国内】・製造物責任(PL)法公布。【国際】・英国、全月齢の牛内臓を食用禁止。・米国、遺伝子組換え技術により日持ちを向上させたトマトを販売開始。・OECD 新規食品の安全性に関する臨時会合開催。
1993年(平成5年)
【国際】・米国、ハンバーガーによるO157食中毒発生。患者732名、4名死亡。・ポストハーベスト農薬問題が表面化。・英国、BSE症例牛が10万頭を超える。
1992年(平成4年)
【国内】・34農薬について新たな残留基準設定。
1991年(平成3年)<湾岸戦争勃発>
【国際】・牛肉・オレンジの輸入を自由化。・南米諸国でコレラまん延。約400,000人発症、約4,000人死亡し、ペルー産水産物が関係したと推測された。
1990年(平成2年)
【国内】・幼稚園でO157感染症発生。【国際】・英国、BSEと疑われる牛を全額補償で殺処分。・輸入レモンから農薬2,4-Dを検出。
1989年(昭和64年・平成元年)
【国際】・英国、6ケ月月齢以上の牛内臓(特定臓器)の食用を禁止。
1988年(昭和63年)
【国内】北海道でサルモネラ属菌食中毒発生。原因食品は、錦糸卵。患者数10,472名。【国際】・英国、BSEを届出伝染病に指定。BSEと疑われる牛を1/2補償で殺処分。
1987年(昭和62年)
【国際】米国、チーズによるリステリア食中毒発生。52人死亡。カナダ、ムール貝による貝毒ドイモイ酸中毒発生。107人発症、12人重度記憶障害、4人死亡。
1986年(昭和61年)<チェルノブイリ原発事故>
【国際】・英国、BSE感染牛を初確認。
1985年(昭和60年)<筑波万博>
【国内】・ジュース類にパラコートを混入する事件発生。13名死亡。【国内、国際】・ワインからジエチレングリコール検出。
1984年(昭和59年)
【国内】・グリコ・森永事件発生。食品に青酸カリを混入。・真空包装辛子蓮根によるボツリヌスA型菌食中毒が、各地で発生。患者31名、死者11名。【国際】米国、サラダバーによるサルモネラ属菌食中毒発生。患者数751名。バイオテロであることが判明。
1982年(昭和56年)
【国内】・ショッピンセンターの管理不良の井戸水で食中毒、7,751名が発症。カンピロバクター属菌や病原大腸菌を検出。
1981年(昭和56年)
【国内】・健康食品クロレラに指導基準を設け規制。・食品添加物の表示義務化を決定。