Q9 食品表示法の改正により、アレルギーを起こすおそれのある原材料の表記方法はどのように変わりましたか?

2015年3月20日に「食品表示基準」が公布されたことにより、特定加工食品およびその拡大表記は廃止されました。拡大表記とは、特定原材料および特定原材料に準ずるものを使用した食品ではありますが、表記内容から、これらを使用した食品であることが理解できる表記のことを言います。

たとえば、特定原材料である「えび」では、“えび天ぷら”がおかずになっているお弁当の表示では、原材料に〝えび天ぷら”が記載されていれば、“えび天ぷら”に使用されている「えび」に関するアレルゲン表記は不要となりますが、天ぷらですから、小麦や卵を使用している場合には、これらも特定原材料ですので、小麦、卵に関する記載が必要となります。つまり、「えび天ぷら(小麦、卵を含む)」となります。

同じく、特定原材料である「小麦」の例では、食品が“クリームパン”の場合、この表記からは「小麦」の使用の有無が判断し難いため、アレルゲンとしての「小麦」の表記が必要となります。

同様に、特定原材料に準ずるものの代替表記、拡大表記についても、その表記から、当該アレルゲンが使用されていることが理解できるものは、アレルゲンの表記は不要ですが、表記から使用の有無が判断し難いものは、アレルゲンとしての表記が必要です。
たとえば、「大豆」は醤油に使用されますが、“醤油”の表記から、「大豆」が使用されていること判断することは難しく、さらに、特定原材料である「小麦」も使用されますので、醤油のアレルゲンとしては「大豆」「小麦」の表記が必要となります。

アレルゲンを表示するに当たっては、原則、個々の原材料又は添加物の表示の直後にアレルゲンを含む旨又は由来する旨を表示しますが、個別表示によりがたい場合や個別表示がなじまない場合などは、一括表示も可能とされています。一括表示をする場合は、特定原材料等そのものが原材料として表示されている場合や、代替表記等で表示されているものも含め、当該食品に含まれる全ての特定原材料等について、原材料欄の最後(原材料と添加物について事項欄を設けて区分している場合は、それぞれ原材料欄の最後と添加物欄の最後)に「(一部に○○・○○・…を含む)」と表示しなければなりません。なお、個別表示と一括表示を組み合わせて使用することはできません。

アレルゲンの表記については、消費者庁ホームページの「食品表示基準について(平成27年3月30日消食表第139号 別添 アレルゲン関係」をご参照ください。

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